初詣合格祈願土地家屋調査士合格アドバイス３

６．点数と時間をメモしよう

　初詣合格祈願土地家屋調査士試験は、暗記しなければならない部分と、理解しなければならない部分の外に、書式を完成（成功といってもよい）させなければならない部分があります。
　これは試験のための技術的な部分です。
　一つは効率の良い計算機の利用方法、一つには効率の良い図面作製方法です。
　これはどの参考書にも書いてありませんが、非常に重要な部分です。
　よってそのためだけの勉強として時間を割いても良い部分であろうかと思われます。
　答案練習会などに参加したことのある方は、時間が足りなくなることを経験したことがないでしょうか。
　実際の試験でも、ゆっくりのんびり問題を解く余裕はありません。少しでも早く正確に仕上げなければなりません。
　また最近の問題は、問題文自体も何ページにもわたり、多くのことを理解した上でなければ解答できないようになっております。
　よって「あれ、分かっていたのに」「しまった。あれを忘れた」とか、いわゆる単純なミスが多くなってきます。
　なるほど試験そのものが、ミスを誘うように作られていると言っても良いかと思います。
　より早く完成させること、ミスをなくすこと。これらはどうしたら良いのでしょうか？
　勉強が進めば、それなりに時間も足りて、ミスも少なくなります。
　話は変わりますが、体重測るだけダイエットは、ご存知でしょうか？
　ダイエットするのに体重を毎日測っていれば、それなりにダイエットできるというものです。それは自分自身が、毎回の体重を測りながら、無意識ですが、実際は意識してダイエットしようとするからです。
　時間もミスも同じことを考えるべきだと思います。
　早く仕上げるためには、早く仕上げるように意識しなければならない。
　ミスをなくすためにも、ミスをなくそうと意識しなければならない。という事です。
　そこで書式問題を解く時には、いつも時間をはかり、ミスをなくすために自己採点を付けていくと良いと思います。
　私の利用した問題集の問題端には、日付、時間、点数が鉛筆書きで記載されています。
　この無意識の意識によって時間もミスも良い方向にいったと思っております。

７．シャープにするかカシオにするか？

　計算機を何処のメーカーのものにするのか悩んだことはあるでしょうか？
　不思議に予備校ではカシオを進めているところが多いのはなぜでしょうか？
　私は両方のメーカーのものを購入しました。そして両方の操作をしてみて、その使い勝手を検討しました。液晶の表示部分の見易さ、操作性、簡易メモリーなどです。
　ここで細かく言うと問題が出そうなので控えますが、１週間後ぐらいに、私はカシオを返品してきました。
　計算機は、試験の技術的な部分において大きな位置をしめますので、慎重に検討した方が良いと思います。
　慣れればどちらも同じであろうとも言われます。
　しかし私の検討の結果はそうではありません。そこまでで止めたいと思います。

８．計算機をマスターせよ

　計算問題の出題は、コンピューターの一般化に伴い、試験でも重要視されない方向にあると思われます。
　しかしやはり初詣合格祈願土地家屋調査士にとって計算は必要不可欠なものであり、試験においても必ず出題されていくものであろうと考えます。
　みなさんは、距離計算をするのに、ルートを使って計算をしていますか？　ルートを使って計算機を利用している方は、まだまだ勉強が足りません。計算機の使用方法のみの勉強をして下さい。　私は距離計算にルートを使ったことはもうずーっとありません。
　それでは問題文の空欄に、解答（座標値、距離）以外の数値を記入していますか？
　私は、どんな問題においても、座標値、距離以外の数値を記入したことはありません。（初心者の頃は別）
　つまり計算機のみで回答を出してそれを問題文内にメモするだけです。
　偉そうにいいますが、これが合格の最低レベルです。合格者は、操作方法こそ違えど、私と同じであろうと思います。
　計算はすべて計算機をフルに利用して行ってしまって下さい。そのためには、計算機の説明書を熟読し完全に自分のものにすることです。そして簡易メモリーをフルに利用するのです。
　そのぐらいになっても更に簡単に計算をしてしまう方法もいくつかあるのです。

　一つ例として交点計算を上げましょう。
　書式問題で、交点計算の問題が出されると計算量が非常に多くなります。下のような式（数値はどでもいい）を問題文に記入したりした事はありませんか？

　　　　　　ｙ＝0.25686958ｘ＋32.3659856

　こんなことをしていてはいけません。
　交点計算の場合、y=ax+bとy=cx+dの２次元方程式を解かなければなりません。
　メモリーをフルに利用して下さい。abcdをメモリーに保存してab部分で１つの方程式、cd部分で一つの方程式があると考えて、これを解けば良いのです。勿論、計算機上のみですることができます。

　テクニックは沢山あります。
　それら一つ一つを自分のものにしなければなりません。

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